2011年6月29日水曜日

被災地にて


岩手県大船渡市に移ってから約2カ月。

大きな津波が街を襲ってから3カ月の月日が過ぎました。
初めて訪れた時に比べると、随分きれいになったように思います。
だけど、それは初めて来た時があまりにも無残な状態だった為で、今はそれに比べて随分ましになったという事なのでしょう。
まちには未だ多くの瓦礫が山積しています。



多くの避難所が解散し、仮設住宅やアパートに移り住んだり、ご自宅を直して帰り住む方々が増えました。
デスが、私がお手伝いしている『さんさんの会』が活動している施設『リアスホール』には未だ、100名以上の避難者がおり、体育館などで寝泊まりしている日々が続いています。
インフラの復旧は完全ではなく、国道の信号のない交差点には警察官が立っており、完成されたはずの仮設住宅は水道の水が濁ったままで使用不可となり、入居が大幅に遅れるなど、『復旧』とはおおよそかけ離れているのが現状デス。
朝のニュースはいつも被災地の様々なエピソードが放送されて居て、朝食を食べながら涙する事もしばしば。
自分たちが炊き出した食料や支援物資を届けている避難所なども何度も映って、その内容が身にしみて伝わる一方、
「このニュースは地方版なんだ。」
と、全国にこれらの情報が行き渡っていない現状に悲しみを覚える日々。



そんな中、私が参加しているボランティア団体には多くのボランティアの方々がいらしてくれています。
北は北海道から、南は沖縄まで。
10代から60代までの様々な職業の方々が、取る物もとりあえずただ一言、
「何ができるか分かりませんが。」
という言葉を携えて、移動にまる1日を費やし遠路はるばる重たい荷物を抱えて来てくれてます。
もう何人を迎えたでしょう。
そして、何人を見送ったでしょう。
今、彼らは遠くご自身の地元で、今の現状を多くの人達に伝えて更なる支援を募ってくれています。
本当に有り難い事デス。



被災地では、未だプライベートを確保できない避難所に多くの方々が暮らし、仮設住宅へ映った人々や自宅避難の方々は多くの施設や商業施設が消滅してしまった事により、移動も買い物も医療サービスを受ける事も困難な状況にあります。
新しく生活をスタートさせるにも、何にも揃えれないのが現状デス。



その中で、一人ひとりが出来る事は、本当にわずかな事デス。
デスが、どうかお願いデス。
わずかな事でも構いません。
私達はまだまだやり続ける必要があります。
支援のたすきをつなぎ続けてください。


失われた景色の中、新しい命は今日も誕生しています。

それらは美しい色をなし、新たな風景を彩っています。
美しい三陸の景色。
今一度、この美しい眺めが、多くの人々の営みに、恵みと安らぎを与えてくれる事を願います。




LoveLove&Peace